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消費税、点検会合始まる  増税判断は12月上旬
  政府は11月4日、来年10月に予定される消費税率10%への引き上げの是非を巡り、有識者らから意見を聞く点検会合を始めた。初日は出席した8人のうち5人が予定通りの増税を求めたが、3人は今年4月の消費増税以降、消費の低迷が続いていることなどを理由に引き上げ時期を先送りするよう求めた。
 点検会合は18日まで5回開催し、計45人から意見を聴取する。初日は政府側から麻生太郎財務相、甘利明経済再生担当相が出席。安倍晋三首相は点検会合の結果や7〜9月期の国内総生産(GDP)など経済指標をもとに、12月上旬にも増税の是非を判断する。
 初日の会合で予定通りの増税を主張したのは、日本商工会議所の三村明夫会頭、連合の古賀伸明会長、伊藤隆敏政策研究大学院大教授ら。三村氏は「社会保障の安定的な執行を考えて10%の消費税は必要だ」と主張。ただ「足元の景気も強弱が混ざっている」として5兆円規模の経済対策を併せて実施するよう求めた。
 古賀氏も「少子高齢化が急速に進む中で社会保障と税の一体改革は待ったなしだ」と「3党合意」に沿った増税を求めた上で「低所得者、非正規労働者への手当を早急にやるべきだ」と要請。伊藤氏は「延期のための法案を出し直すのは政治的コストが大きい」と予定通りの増税実施を訴えた。
 一方、首相の経済ブレーンの浜田宏一内閣官房参与(米エール大名誉教授)は、今年4月の消費増税後、想定以上に消費低迷が続いているとして「今の経済事情を見ると(再増税に)ゴーと出せるようなシグナルは出てこない」と、増税時期の先送りを主張。全国消費者団体連絡会の河野康子事務局長も「家計が非常に厳しい状況にある」として来年10月の再増税には反対を表明した。
 終了後の記者会見で甘利氏は「各方面からバランス良く意見が出た」と指摘。今年4月以降の経済情勢については識者の間でも見方が分かれており、首相は難しい判断を迫られそうだ。