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学資保険は本当にお得か?  選択は慎重に
 
 子どもの教育資金などのために「学資保険」に加入する親は多い。主に教育費の積み立てが目的だが、最近は「子ども保険」として万が一のケガや病気の時のための医療保険を兼ねているものもある。さらに、誤って他の子どもにケガをさせてしまった際の補償のためのオプションなども用意されている。
 学資保険も子ども保険も、一般的に返戻率は高めで最大110%を超えるものも存在する。人気の大きな理由だ。
 多くの学資保険は、お金が必要になる小学校や中学校の入学時に支払われるもので、受け取った金額は一時所得として扱われる。ただし、ある年齢に達してから毎年一定額が支払われる場合には雑所得となるので覚えておきたい。
 課税額の算出は、受け取った額−支出額(これまで支払ってきた保険料)−50万円の2分の1となる。現実的にはマイナスとなることが多いため、税金はほとんどかからない。さらに支払う保険料自体が控除対象となるため、節税にもなる。
 貯蓄機能と万が一の補償を併せ持ち、節税にもなるのだから人気があって当然だが、注意点もいくつかある。ひとつは、「万が一の保険」と思っている機能は、実は他の保険のほうが有利なこともある点。「かわいい子どものため」という盲目的な思いで、あれもこれもついている「お得セット」を見せられると一つひとつの検討が甘くなるようだ。ふたつめは貯蓄機能が、実はたいしたことのない商品が少なからず存在すること。これもセット販売によるマジックにかかってしまうようだ。そしてみっつめが満期金を受け取る時期設定の失敗だ。大きな要因が大学浪人だろう。1年入学が延びたために運用も伸ばしておきたいと思っても支払われてしまうことになる。
 くれぐれも「セット販売のお得感」に惑わされず、保険内容をしっかり吟味したい。