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2013年度予算編成  財務省主導から抜け出せるか
  野田首相肝いりの成長戦略「日本再生戦略」の決定を受けて、民主党が13年度予算編成に向けた準備を始めた。再生戦略で打ち出した「エネルギー・環境」、「健康」、「農林漁業」の重点施策に優先的に予算配分をする方針を打ち出している。また、概算要求段階から各省庁の政策的経費を一律削減する手法から脱却し、省庁横断的に歳出を削減しつつ、財源を確保することを目指している。財務省主導と批判されがちな予算編成から脱却し、政治主導をアピールする狙いだが、「かけ声倒れ」に終わる可能性もあり、政治主導が実現するかは不透明な面もある。
 再生戦略の最終案には政治主導の予算編成を印象づけたい民主党の意向を受ける形で、概算要求段階から、省庁の枠を超えた予算の組み替えや、社会保障分野などについても聖域なく歳出全般を見直すことが盛り込まれた。前原誠司政調会長は「政策分野、施策ごとにメリハリのついた配分を目指し、その実効性を担保するために横割り査定の機能を強化する」と意気込んでいる。
 ただ、再生戦略の重点分野に予算を手厚く配分しようにも財源面で課題がある。1兆円規模で社会保障費の自然増が見込まれることや、再生戦略の重点枠の規模を昨年並みの約1兆円にするには、12年度以上に歳出削減をすることが必要となる。省庁横断的な予算組み替えで十分な財源が確保できるかは、「民主党政権のこれまでの予算編成で、予算の組み替えで大規模な財源捻出は実現しなかった。一筋縄ではいかない」(政府幹部)と懐疑的な見方もある。結局省庁の政策的経費を一律で削減する従来手法で落ち着く可能性も残っている。