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歯の治療は保険外診療でも控除は可能  高ければ良いとはかぎらない?
  11月8日は「いい歯の日」だ。健康な歯の大切さをPRするために、日本歯科医師会が1993年に提案し、啓発活動を毎年行っている。歯磨きをおろそかにしがちな人はもちろん、常日頃から口内ケアを気にかけている人でも、この時期には歯医者さんにかかって虫歯や歯周病のチェックをしてみるのもいいだろう。
 もし虫歯が見つかれば治療ということになるが、治療の際に「詰め物」の素材として使われるものには金歯や銀歯の他にも、ジルコニアやセラミックなど高品質で見た目の美しいものも多く存在している。しかし、これらの高価な素材は原則として保険診療の対象にならず、全額が自己負担となってしまうのが難点だ。
 だが保険診療でなくても、医療費控除制度は使える可能性がある。医療費控除にも保険診療と同様に「一般的に支出される水準を著しく超える治療費」は対象とならないと定められているが、その境界線は必ずしも保険診療と同じではないからだ。この点を勘違いしている人は少なくない。
 例えばジルコニアという素材は、歯の詰め物や被せ物に使われる素材で白く硬く美しいことが特徴だ。だがジルコニアを使った詰め物は保険診療にならず、全額が自己負担となる。しかし医療費控除については歯の治療材料として一般的に使用されていることから対象となるのだ。詰め物や義歯は一本数万円することもあり、医療費控除が使えるかどうかは大きな違いとなる。
 自由診療の対象だからといってあきらめずに歯医者さんに確認をするようにしたい。
 もっとも「高いものが良い」とは必ずしも言えないのが医療の世界だ。詰め物の素材には、それぞれ特色があり、人の持つ歯の悩みも様々。歯の状態や噛み合わせには個人差があり、人によっては詰め物に見た目よりも丈夫さが求められることもある。値段や税金にとらわれず、自分に最も合った素材を、信頼できる歯医者さんと相談の上で選ぶことが一番大事だ。
 なお冒頭で11月8日は「いい(11)歯(8)の日」と説明したが、歯科業界は4月18日も「よい(41)歯(8)の日」として口内ケアの意識向上を訴えている。健康を意識する日は一年に何回あってもよいということだろう。